人も水もきれいだから 第三話

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第三話 井戸の掘削を奨励 画像内の情報と同じ内容を図の下に掲載しています

第三話 井戸の掘削を奨励

大正十三年、飲料水が起因として腸チフスが村で発生。
(昔は「中富良野村」であった)

このままでは、さらに伝染してしまうのではないか…

心配した村は、対策を考えた。

大正十四年 村事務報告より

『川水使用者に対しては井戸の掘削を奨励し掘削不能のものに対しては簡易ろ過器を設備させ、何(いず)れに対しても幾分の補助を交付せんとす』

"幾分"…どのくらいなんだろう?
"交付せんとす"…どういう意味なんだろう?
 
腸チフスは、発熱、頭痛、食欲不振、全身倦怠感などの症状を発症します。
日本では生活環境の改善とともに減少しましたが、現在でも衛生水準の高くない発展途上国では蔓延しています。…と、恥ずかしながらインターネットで調べました。(国立感染症研究所ホームページより)
第3話は、大正時代のお話で、今みたいに簡単に情報は手に入りません。
きっと当時における一番の情報収集の方法は、「掲示板にこんなことが書いてあったよ!」といった、ご近所さんとのやり取りだったと推察します。
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中富良野町役場 企画課

情報発信係
0167-44-2133

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